妊娠期の身体の話①
2010年に第1子、2017年に第2子を妊娠、出産し、現在第3子を妊娠中、
妊娠6か月に入りました。
妊娠7週頃、わりと早い時期からつわりが始まり、約3か月間苦しみました。
前回、前々回同様、匂いに敏感になり、白米の炊けるにおい、魚や肉、味噌汁…食べられないものが徐々に増え。毎日、二日酔いのようななんとも言えない感覚。
今思い出しても辛くなります(涙)
ごはん支度が一番きついですね!自分や主人は大人ですから、適当に食べていればいいのですが、2人の子供たちにはまともなご飯を食べさせなければと。
3月からTTに通いだし、毎日の瞑想や週2~3回のアーサナをつづけていたのですが、それもできなくなり。ただただ、仕事から帰ると疲れてソファに横になる日々でした。
つわりが終わり、なんでも食べられる今、安定期に入り、体調も良好です。
TTは二期制で3月~6月まで、そして9月から第2期が始まり12月まで。ちょうど良いタイミングで参加することができていて、瞑想やアーサナも可能な範囲で再開しました。
そこで最近ヨガ(アーサナ)をしていて感じたこと。
「身体がぐにゃぐにゃしている!」という感覚です。
私は元々柔軟性がある方ですが、股関節を前後に開いたり、後屈が苦手です。
それが辛くない(@_@)
アーサナ上達した??と勘違いしてしまう感じでして。
妊娠すると、”リラキシン”という女性ホルモンの分泌が盛んになり、関節や靭帯を緩める作用があります。お産がスムーズにいくため必要なホルモンです。
妊娠期の腰痛や恥骨痛も女性ホルモンの影響が大きいと言われていますね。
ヨガをしていると、自分の身体の変化に対して敏感になってきた気がしています。
過去二回の妊娠では実はあまり身体の変化を感じたことがなかったんです。
それを実感しているというか、今までいかに鈍感だったか思い知らされました(笑)
前回妊娠時も、検診で「お腹は張ってますね」と医師に言われても、
「え?そうですか?」みたいな感じで。
ただ安定期といえども調子に乗ってアーサナはやりすぎないようにを付けなければいけませんね。
関節や靭帯が緩いということはケガをしやすいですから、注意が必要です。
身体が硬い、柔らかいは本当に人それぞれです。
一般的に男性より女性の方が柔らかいですし、女性は月経周期によっても違います。
それだけ個人差が大きいですし、同じ人でも朝や夕など時間帯によって違いますね。
身体が硬いからヨガはちょっと…とか思われがちですが、それはちょっと違うかなと。
ヨガのアーサナは、例えば本の写真だったり、インストラクターのデモンストレーションだったり。お手本めいたものが提示されたりしますが、いわゆる完成形というものはないと思ってます。
よくヨガは人と比べないといいますが、まさにその通り。
大事なことは、お手本を真似ることではないんですね。
個人差の多い柔軟性を競うものでもなく。
大切なのは自分の身体に意識を向けることだと思っています。
自分の身体の変化を観察する。敏感になる。
今日はここが伸びにくいぞ、ちょっと痛いなとか。なんか左右で差があるなとか。
そうやって普段外に向いている感覚を自分に戻して、今の自分に集中していく。
私も自分で自分の身体を養生したり、ケアしていくことも可能になってきましたし、なにより身体だけでなく、心の状態にも気づくようになりました。
客観的に自分をみられるというか、感情を自覚できるようになってきました。
子供や主人に対して瞬間的に、感情のままに怒ってしまうことが多々あったのですが、「ちょっと待てよ、今だいぶイライラしているぞ、落ち着いて話そう」と、一呼吸おいて対処できるようになりました。
みなさんも忙しく日々仕事や子育て、家事など動き回っているとあまり自分のことおろそかになってしまいますよね。
自分のことにかまっている時間は全然ない!って方もたくさんいると思います。
そして自分でも気が付かないうちに身体を壊してしまったり、ストレスを溜めてしまったり…
ヨガでも、ヨガでなくてもなんでもいいのですが、自分がハッピーでいられるよう、素の自分に戻れる時間、ハートに繋がれる、そんな時間を少しでもいいので持てたらいいですよね。