帝王切開後ー痛みと戦う入院中、そして現在の記録ー
少しづつ自分で身体を動かせるようになってきた、手術翌日。
2日目には看護師さんとトイレへ。
起き上がりはベッドのリクライニング機能を使って、上半身をまず起こし、
それから静かに片脚ずつ運び、ベッドに腰掛け、恐る恐る立ち上がる。
意外といけるがお腹の傷が痛い。なんとか点滴の棒を杖代わりにして前かがみで歩く。上半身を起こすと痛いのだ。
無事用をすませて病室に戻ると、看護師さんに「すごいですねー」なんて褒められ、
さっそく尿の管が抜かれてしまった。
これからは1人でトイレに行くということね…けっこう過酷である。
お腹の痛みもさることながら、もう一つの痛みとの戦いが待っていた。後陣痛だ。
肩に子宮の収縮を促す注射を一日一本三日間するのだが、これが悶絶すりほど
痛かった…痛すぎた。
お腹の中からぐりぐりと拳でねじ回されている感じ。
ヨガの呼吸法は陣痛の時に痛みを逃してくれるというが、あまり役立った感はない。痛いものは痛かった。
後陣痛恐るべし!!
みんな後陣痛こんなに痛いのー??じゃあホンモノの陣痛はどれだけ痛いんだー!!
と思った次第。
後陣痛は子宮が元の大きさに戻ろうとする故起こるもので、経産婦の方が
痛いんだとか。
この日以降はこの注射の前に痛み止めを内服するという技を身につけた。
4日目には我慢できないほどの痛みはなくなり、痛み止めを使わなくても院内生活はなんとか可能となった。
そして1ヵ月~2ヵ月経つと日常生活における腹部の痛みは感じなくなってきた。
しかし、膨らんでなかなか凹む気配がないおなか周りを何とかしなければと、エクササイズやヨガを試みるがやはり痛く…運動の再開はまだ先かなといったところだった。
さらに3ヵ月経った現在、少しずつヨガのアーサナを再開できるまでになった。
もう手術の傷の痛みはなくなったと言える。
ただ、私は切開した傷がケロイドになりやすい体質のようで…傷はみみずのように腫れており、その部分が抱っこひもで抱っこしたときなどにパンツのチャックに擦れて痛いのだ。
このケロイドもなんとかしたいが、産科のお医者さん曰く、形成外科の門を叩かなければいけないようで、ハードルが高い。
言葉にして書くと、出産からのいろんな痛みの経験を思い出してきた汗
痛みなく身体が快適になった今、かなり爽快な気分である。