3度目の出産ー帝王切開にてー
前回のブログ更新から、気が付けば3ヵ月経ってしまいました。
産まれた次女はもうすぐ100日を迎えます。
赤ちゃんのいる生活に少しずつ慣れてきた今日この頃。
また再開します。
まずは出産当日のことから。
2019年3月15日、12時06分、次女を出産しました。
出産は予定帝王切開術。
前日に入院し、麻酔科医や主治医から手術の説明を受けたりします。
長男の時も同じ総合病院で、2回目なので、手術の手順や術場の雰囲気など経験済み。特に緊張せず、精神的余裕はありました。
時間を持て余し、スマホで雑誌や動画を見たり。
最後にベッドで胎児瞑想をし、明日産まれてくるよと言い聞かせました。
そして家族に見守られつつ、手術当日。
術場では、担当の看護師さんが私を不安にさせまいとしきりに話しかけてくれます。
背中から硬膜外麻酔をし(こちらもそれなりに痛い)、徐々に下半身が暖かくなり、同時にビリビリとした変な感覚ともったりとした重さが下半身全体にきて、麻酔がきいていきます。
きもちわるいんですよね、この感覚…汗
あとはもう、されるがまま、よろしくお願いしますといった具合。
次には、痛みはないのだけど、「あー今お腹をメスで切られているなぁ」という、感覚。ざくざくした感じ。
そして、「頭が見えてきましたよー」と看護婦の声。
なにやらお医者様がお腹が圧迫している様子。
ぐいぐいと押されること数回…。
「赤ちゃん産まれました!」との声。
オギャーと赤ちゃんの鳴き声が聞こえる…。
この間10分くらいでしょうか。
そして対面‼️
赤ちゃんをみて、とりあえず泣いたし、足も手もあるなぁーと、ほっと一安心。
赤ちゃんは処置のため、どこかに連れていかれ、私は胎盤を出したり、
お腹を縫う処置を。
この間、眠剤で眠ることもできますよと先生から言われたのですが、この際だし、全部意識のある状態で体験してみようなんて思い。
「使わなくていいです。」と、言いました。
しかし、なんとなく麻酔のせいだと思うのですが
吐き気のような気持ち悪るさを感じ、耐えられなくなり、結局「眠らせてください。」と、お願いしたのでした。
さて、もの30分くらいでしょうか。
目覚め、まだうとうとする中、ベッドに乗せられ病室に帰ってきました。
この間、主人と子供達、私の両親、主人の母は赤ちゃんと感動のご対面を。
病室では、私の足には血栓予防のポンプ、腕に点滴。トイレにしばらくいけないのでバルーン留置。
麻酔が効いているのでお腹の痛みはありません。下半身は自分では動かせず、もどかしい…。
3時間くらいしたら足も動かせるようになるとの説明を受けました。
その後、少しずつ足に力が戻る感覚があり、夜には少し自力で横向きになれて、
看護師さんに「すごい」と褒められた。(ちょっと嬉しい)
この夜は母体回復のため赤ちゃんは別室。
自分の身体も動かせないのに、赤ちゃんのお世話などできるわけもなく。
身体のもどかしさを感じながら、この夜は細切れながらも眠り…
翌日から後陣痛、切開の痛み、頭痛との闘い、赤ちゃんのお世話が始まるのでした。
いよいよ出産
明日の出産に向けて本日入院しました。
帝王切開故、誕生日が決まっているとは不思議なもので。
あれこれ準備したり、事前に計画するのはしやすいですけどね。
今回のお産では主人の母が遠方から来てくれることになり、1週間前からうちでスタンバイしてくれているので助かってます。
今日は朝から気忙しく、やはり平常心ではいられず、若干ハイテンション!!
ドキドキ、交感神経優位になってました。
産院も同じところなので、2年前の出産状況を結構リアルに覚えているので、怖さがあります。
麻酔の痛み、手術室の様子、術後の痛みなど…
いろんな状況を思い出してきました。
周りはちっちゃい赤ちゃんの可愛い泣き声(今はとっても可愛いと思える笑)
明日の今頃は赤ちゃんが隣にいる予定…
不思議ですね。
赤ちゃん側も準備しているのか、お腹の張りも強く感じますね。
帝王切開の赤ちゃんは陣痛など本人の準備がないまま突然産まれてくるので、呼吸がうまくできなかったりすると聞いたことがあります。なので、15日に産まれるんだよ〜と言い聞かせてきました。
伝わってるかな?
今日入院してからは時間があったので、外を眺めながら命を授かること、産むこと、自分の産まれてきた意味などちょっと考えてます。
今日の夜は病院のベッドで瞑想予定。
赤ちゃんをお腹に感じ、繋がっているのも今日で最後、少し寂しさも感じます。
産後が怖いーホルモンバランスの急激な変化にどう対処するか―
妊娠期もいよいよ後半戦、37週に入りました。
今は出産準備をしつつ、自宅で2歳児とのんびり過ごしている今日この頃です。
今日は私が体験した産後うつのお話を。
私は元々完璧主義というか(家族や友人から言われることが多いのですが)
自分の理想みたいのがあって、思い通りにいかないことがあるとイライラしたり、
人のせいにしたり。
かつてはそういう自分がいました。
8年前に長女を緊急帝王切開で出産。以前にも書きましたが、普通に出産するものだと思っていた私。まさか帝王切開になるなんて!とそこでパニック。
緊急故、あれよあれよとう間にことは運び、無事に出産したわけですが…
出産直後から、まず不眠に陥りました。
元々寝つきが悪い私。
例えば旅行なんかに行って、飛行機の中で寝る、ということもできないたち。
病院という環境、帝王切開したことによる身体のダメージや痛み、慣れない頻回授乳(しかもおっぱいがこんなに張って痛いなんて!!)、泣いている赤ちゃん💦
でもって全く眠れない…産後ってこんななの?
1週間ほどの入院を経て退院。実家で産後1っヵ月を過ごすのですが、ここでなら眠れるかと期待していましたが、全然。
赤ちゃんが寝ていても、眠れないのです。
気が立っているというか、まさに野生で暮らす母ライオンのごとく…
娘もそれまたよく泣く子で…どうしてなきやまないのとイライラ。
赤ちゃんを可愛いと思う気持ちがなかなか沸かず、睡眠不足からか
順調にでていたおっぱいが枯渇しミルクを足すことに。
母親というものの理想的な姿、母乳育児信仰
どうして帝王切開になっちゃったの??
いろんな思いが頭を駆け巡り、
そしてその理想形からどんどんかけ離れいていく自分。
気分の落ち込みも激しく、思考はネガティブになっていく一方。
主人も両親もよく協力してくれているのに…うまくできない自分。
このままじゃまともに育児ができないと思った私は2か月くらいに自宅に来てくれた助産師さんに相談。
メンタルケアも行っている産婦人科を紹介してもらい門をたたいたのです。
そこで母乳量を増やしてくれるというドグマチールと眠剤を処方してもらい、
なんとか育児を継続していました。
その薬のおかげか産後もホルモンバランスが落ち着いてきたからなのか、少しずつ自分のペースがつかめるようになり。
半年過ぎたころには薬はやめ、育児ができるようになりました。
いま思い返してもすこし嫌な気分になります。
そして2年前、長男の場合。
以前の産後のトラウマもあり、
「怖いな~、でも2人目だし大丈夫かも」と思っていたのですが…
やはり産後不眠に陥り、同じ産婦人科にかかりました。
この時は産後4か月くらいで落ち着いたという経緯がありました。
なので3人目ですが、やっぱり産後が怖いのです。
今回はどうなるか、ここ臨月にきて不安はありますが、呼吸法や瞑想など、ヨガのテクニックがなんとか役立ってくれるのではと思っています。
アロマテラピーに詳しい友人から産後のホルモンバランスを整えやすくするオイルを教えてもらったり、産後にいいというエクオールというサプリの情報を得たりと、なにかと産後対策の情報収集をしている日々です。
出産まであと1週間、赤ちゃんに会える喜び、不安、ドキドキ…
様々な感情が入り混じる中、瞑想し、心落ち着けて、出産に臨みます。
妊娠9か月ー”オージャス”を吸い取られている??ー
いよいよ妊娠も9か月目となりました。
先週で仕事が終わり、産休に入っています。
身体面ですが、お腹はだいぶ前にせり出し、かなり動きにくさを感じるようになってきました。
腹部が充満しており、呼吸も制限されてきたため、息苦しさを感じます。
ズボンや靴下を履くのが大変、床からの立ち上がり、起き上がりなどもしんどく、なにかとお腹がつかえる。
まるでだるま…。
そして胎動が激しい!
だるさ、疲労感、眠気を頻繁に感じるこの頃。
前回2度の妊娠では、時期でももう少し機敏に動けていたような気がするのですが。
腰痛や臀部痛を感じることも多くなってきました。
妊娠後期はホルモンの影響で骨盤周りの靭帯がさらに緩み、お腹の重みを支えきれなくなります。
骨盤は前方へ偏位し、重心は前方、そしてバランスをとるために上半身は後ろに反り、脚もがに股となり…
姿勢や歩き方もあきらかに力士です。
「あっ、今かなり腰が反ってる」と気がついてその時は修正しますが、
無意識下では常にこの姿勢なのでしょう…きっと。
妊娠後期、瞑想や呼吸法は続けていますが、アーサナは正直大変になってきたので、
もっぱらCat&Cowポーズで腰椎をなるべくフラットに戻してあげたり、猫の伸びのポーズで肩周りをほぐしてみたり。
あとは合せきのポーズや開脚前屈で骨盤周囲を整え、血流やリンパの流れを滞らせないようにしています。
ゆるーく、できる範囲で、自分の気持ちいいと感じることを…
アーユルヴェーダ(インドの伝承医療)では精気、先天の気、生命エネルギーのことを
「オージャス」といいます。このオージャス、特に妊娠後期、母親から受け取っていくそうです。
胎児は8ヵ月頃になると外界で生きていけるだけの器官が出来上がるわけですが、この頃に生まれた赤ちゃんは生命力が乏しい…
それは母親から十分なオージャスをもらっていないからだそうですよ。
きっと今は自分のエネルギーを赤ちゃんに注いでいる時期!!
身体のだるさはいた仕方ないのだ、そう自分に言い聞かせてます。
産休ですものね。
私は休むのが正直苦手で。
交感神経と副交感神経の切り替えがうまくないところがあります。
あと残りの妊娠生活、積極的に休む練習をしていきたいと思います。
「月のリズムセラピー」ー自然を感じながら暮らすことー
昨年の12月末でRYT200の講義が終了しました。
3月にグループごとにテーマを決めて、ワークショップを開催します。
私たちのグループ4名中、2名が妊婦(マタニティヨガのTTではないんですが笑)
ということもあり、テーマは「女性のためのヨガ」に決定!
少しずつ資料集めや関連本から情報収集しています。
「女性のためのヨガ」ということで、マタニティヨガ、そして月経サイクルに合わせた養生法や注意点、おすすめのヨガプラクティス、そして子宮を感じる瞑想法!?を行う予定です。
今日は参考にと思って図書館で借りてきた「月のリズムセラピー」著:城谷朱美についてのお話を。
ヨガを学び始めて昨年6月くらいにインド占星術にいきました。
そこで私は陰陽のバランスを崩しやすいので、「お月見」(特に新月と満月の日には)をするとよいと勧められて以来、月を意識して眺めていました。
月の満ち欠けが人に作用すること、地球がその影響を受けていること、なんとなくは知っていましたが、この本を読んで月の満ち欠けの28日ををどう過ごしていくか参考になりました。
*新月のキーワードは「解毒」「排泄」「浄化」「新しい始まり」
・新しいことを始めようとするエネルギーが生まれる
・この日に何かを決意すると現実になりやすい
・新月から満月までは活動に適した時期
・ホルモンバランス安定傾向
*満月は「吸収」
・精神的にも肉体的にも「収する力が最大限に高まる
・多くの生物が満月に排卵を迎える
・満月から新月までの月が欠けていくときは静かに自分を振り返るのに適している時期(内省する時期)
・いらないものをそぎ落とす、排泄の力が高まる時期
・ホルモンバランスが不安定となりやすい
だそうなのです。
身体が月のリズムと同調してくると、満月か新月の日に月経がくるようになるそう。
そしてよりスムーズに排泄しようとする力が高まったり、活動的でいられたりするそうです。残念ながら医学的には証明されてはいないようですが…
月のリズムに従って日々身体を養生することで、女性の健康につながるんですね。
自然と共に暮らし、電気がなかった昔、きっと太陽や月をもっと身近に感じていたのでしょう。
毎晩何気なく眺めていた月ですが、月のリズムと自分の身体、心の状態を照らし合わせて観察してみるのも面白いなと思いました。
これから実践してみます。
妊婦は月を見てはいけないという説もあるようで…
お腹の中の羊水は水、体内の水分量が通常より多く、月の引力の影響を受けやすいという理由だそうです。
が、お月見は続けています。
澄み渡った冬の空に輝く月、綺麗なんですもの。
今のところ、これという影響はなさそうです。
妊娠中のヨガウェアの話。
妊娠が発覚し、4か月目くらいからは手持ちのヨガウェアがだんだんときつくなってきました。
マタニティ用のウェアをネット上で探す日々。
今はGAPにもマタニティ用のスポーツウェアがあるんですね!(前からあったのかな…?)
ユニクロも前回妊娠時にはマタニティラインはなかったのですが、
今回ユニクロにもマタニティラインがあるのねと感動し笑
ショーツやレギンス、デニムなどを購入しました。
うーん、ヨガウェアどうしようかなと色々悩んだ末…
今回選んだのがこちら
julier(ジュリエ)のクロスバッグチュニックです。
産前から気になっていた商品。マタニティでも大丈夫という商品紹介や口コミをみて決めました。
着用してみた感じは、柔らかい綿素材で伸びがいいです。
妊娠8か月の今でも窮屈な感じはなく、全く問題なし。
あせばお尻まですっぽり隠れて、体形カバーしてくれるし、
逆転のポーズをするときめくれてこないところがストレスフリーです。
(ダウンドッグや肩立ち・鋤のポーズ、頭立ちなんかでTシャツだとめくれてきて、いちいちボトムにウエストインするのが嫌だったんです)
インナーのタンクトップはH&Mのもの。
こちらはマタニティ用ではないですがよく伸びてくれます。
おなか周りが少々圧迫されてきましたが、なんとか着れないこともないです。
手持ちのブラトップなどは初期の時点ですぐにきつくなってしまいました。
期間限定なので産後使えない大き目を改めて買うのもな~と思い断念しました。
ボトムスはピッタリめのレギンスが好きなのでユニクロのマタニティ用で対応。
ヨガウェアでレギンスタイプのものは売ってなかったですね。
冬なので冷え対策にレッグウォーマーも追加で。
レッグウォーマーはスリアで購入。薄い素材なのですが、意外と暖かい。
気に入ってヨガ以外でもおうちで普段使いしています。
そんなこんなで、ヨガウェアで快適にマタニティヨガしていました。
産後はジュリエのクロスバッグチュニックに柄物のレギンスを合わせたいなと妄想してます。
さくらももこ「そういうふうにできている」から学ぶヨガ哲学
あるブログで紹介されていたさくらももこさんのエッセイ
「そういうふうにできている」を読みました。出産にまつわるお話しです。
まさに、大人になったまるちゃんを想像し、面白おかしく笑えるエッセイ。
出産直後に「あんた、なんの縁があって私のお腹からでてきたのかね?」と赤ちゃんに問いかけた場面とか、思わず笑ってしまいました。
そして、この本の中に出てくる”魂”についての考察がなかなか面白いのです。
ヨガを学んでいると、「魂とは」とか、「本当の自分とは何か」とか、そういう話がでてくるのですが、自分でも理解しかねるところがあるのと、人に説明するときってどうしたらいいのかな?万人にわかりやすい方法で?となるとなかなか難しく…。
私の中では”魂”は「生命エネルギ―」「自分の本質的な部分」など解釈してました。
ヨガとは「身体と心そして魂を結びつける方法」ですが、ももこさんは帝王切開で長男を出産した際に、この魂、そして心、身体(肉体・脳)についての関係にひとつの結論を見出したそうです。
”魂”とはすなわち「意識」―自分の根本のピュアなエネルギーの波動ー自分が自分であるという感覚。そして肉体(脳)は様々な指令を出すコンピューターシステム、心は実体はなく、状態であるとしています。
つまり”意識=魂”が”脳”を使い言語で思考したり、感情や情報を伝達し、この世で生活していくという ”意識”が脳を使用している状態が”心” であるという解釈のよう。
私的には納得!
私も長女、長男を帝王切開にて出産しています。そして今回も3回目の帝王切開予定です。
出産時、身体には麻酔が効いていて、肉体の感覚はほぼ無くなる中で、意識はクリア。なんとも言えない感覚なんです。
自分以外のものはなんだかせわしなく動いていて、私自身は案外とゆったりした気持ちで周りを眺めている、そんな不思議な感覚。思い出しました。
なるほど、確かにわたしが感じていた、肉体(脳)の機能が停止して、意識だけがとてもクリアな感覚!
あれが自分が自分であるという感覚、すなわち”魂”だったのかしらと、合点がいったわけです。
”魂”を感じられると思うとまた帝王切開も悪くないかも~、なんて一瞬思いましたが、麻酔が切れた後の痛みを思うとやっぱり嫌ですね…。
この本のタイトルですが、
つわりや産後の不調の根源となるホルモンバランスには太刀打ちできないこと。
押し寄せる母性のようなものを感じなくても赤ちゃんをみて可愛いと思い、愛着がわいていくこと。
人間(女性)はそういうふうにできていて、自然にうまいことプログラミングされてい
る。そういう生命だったり、宇宙の根本原理みたいなものを出産を通じて感じたというお話でした。
妊娠・出産は本当に神秘的なもの…
たまにふとした瞬間に、出産や産後の育児に対して不安が押し寄せてくることがあるのですが、”そういうふうにできている”ものだと自然の流れに身を任せて、自分の身体の変化や感情を受けいれていけたらと思います。
出産前の今この時期に読むことができてよかったです。
最近、目に触れるもの、耳に入ってくる情報は、自然と自分に必要な情報だったりすることも多々あり。
これがシンクロニシティなのかなと思う今日この頃です。